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カル・彼女は孕ませられないは、表彰台には上がれないは…』

モトGP『クラッチロー:ドゥカティ、本当はもうサインしてたはず』

モトGP界においては泥凪ぎ状態の報道陣にとって、カル・クラッチローと言うのは投げ込めば波紋を立てる大振りの石そのものだ。コースの上では猛々しく、ひと度、そこから出ると誠実無比…目力強きこの英国人は昔のゴロワーズ1箱ぐらいのフィルターがあり、それに加えて話しをだれさせない。

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「いまだにルーシー(編集部注:クラッチロー選手の恋人)のことを孕ませられないんすけど…それと同じように表彰台にも上がれないんすよね。」と前置きからカウンターアタックを仕掛け、笑いの渦を巻き起こす。しかし一番の疑問は、ドゥカティとの交渉がどこまで進んでいるのか…で、ドゥカティがデスモセディチを託したいと思っている選手であることは確かなのだが、今現在、口頭以外の何物もないというのだ。

「自分に関心を持ってもらえて本当にウレシいっす…ただ、いまだ話だけなんですよ。紙に書かれたオファーもなければ、サインするような契約書もない。決定権は向こうにあってね。ある程度の時期から話は全部終わっていて、あとは細かい点だけで。自分の方としては、もうサインしてたはずなんすけど…とにかく待つしかなくって。」

GP12機に乗るのにビビってはいないと、既に明言してきたクラッチロー選手だ。ただ、いまだモトGPクラスのシャンパンシャワーも浴びてもいないような選手が、9回タイトル制覇のヴァレンティーノ・ロッシに苦渋を味わわせているマシンに惹かれたとて、どうなると言うのか?

「プライベート機に乗ってたんじゃ、ワークスライダーを負かすことはできない。戦闘力が一番じゃないとは言えワークス機ですから。そこのメーカーでは一番戦闘力があるわけだ。」

今後のドゥカティの戦闘力も必然的にヴァレンティーノ・ロッシがねっとりと絡んで手が加えられて行くだろう。また、失意の後に登場したアウディによってロッシ選手も気力を取り戻したかのように見える。

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ヴァレンティーノはまだまだトップライダーの1人っすよ。ヤマハのテレメータを見てると、本当に特殊な事をやった選手なんだなって分かりましたよ。ああ言う才能ってのはなくなるもんじゃないでしょ。単純にマシンと彼の間になにか相容れないものがあるだけなんであって。まだまだドゥカティのトップライダーなわけだし、チームメイトになれたとしたら自分にとっては名誉なことっす。」

しかしそうなるには、2009年来ドゥカティの信任厚いニッキー・へイデンを追い出さねばならないことになる。

「彼とヴァレンティーノって言うのはスタイルがかなり違いますよね。ニッキーはアクセル調節で同じような細やかさはない…ロッシ選手の方がソフトだしね。自分のライディングは見た感じがアグレッシブなだけっすから。マシンの上で自分の身体は動いてるけど、テレメータによればまた別の結果が分かるわけで。多分、ヘイデン選手に決まるようなら、ドゥカティと言うよりはスポンサーの決定なんじゃないかって思いますけどね。」

まぁ、クラッチロー選手としては別の選手と競り合う方を好んでいるようだが…それは、あのホルヘ・ロレンソ。

「誰を相手に勝ったんであろうと、今現在、トップライダーはホルヘですよ。ケーシーは驚異的な周回はできるだろうけど、ロレンソ選手には他を寄せつけないような安定感があるっすよね。本人もどうやってんだか分かってないんだろうけど、ライバル陣にしたってデータを見ただけで学べるようなものじゃないっすよ。例えば、ある速度でのバンク角なんて誰が真似したって転倒するだろうけど、彼はしないんすよね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年07月12日)

 

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